事業会社のWEB戦略
- (1)WEBマーケティングは必要?
- (2)具体的なマーケティングプラン作り
- (3)当社のサイト制作とWEBマーケティング支援
現在、企業がホームページを持つことは当たり前となっています。
サービスや商品・製品を提供している事業会社では、お問い合わせの獲得やECサイト等での販売、認知獲得や情報発信からリクルーティングに至るまで、自社ホームページで様々な取り組みを行っています。
事業会社にとって「サイトを作った」ことは、ゴールではなくスタートです。
サイトを作り終えた後、次のステップは「成果を出す」こと。
成果を出すための取り組みとしてWEBマーケティングがあります。
しかし、「WEBマーケティング」という言葉は知っているが・・・。
具体的に何をするのかわからない。
WEBマーケティングは必要?
実践するとどうなるのか?
といったお声をよく聞いてきました。
今回は事業会社におけるWEBマーケティング戦略についてご紹介させていただきます。
そもそもWEBマーケティングは必要?
無くても成立する。しかし成果には上限がある。
ホームページの作成はWEBマーケティングが無くても成立します。
発注する企業と受注する制作会社がいればOKです。
受注者と発注者、それぞれの役割は明確です。
受注した制作会社はホームページを納品して終わりです。
発注した企業はホームページの納品からが始まりです。
では発注した企業は、納品されたホームページでどのように成果を出していくのでしょうか。
すぐに思いつくものだと、リスティングやバナー広告などのWEB広告を利用する、もしくはSEOで自然検索の集客を伸ばす、などの取組があります。
ホームページは作ってからではなく、作る前からが重要。
WEB広告や検索エンジン対策であるSEO施策は集客に欠かせない取り組みです。
しかしWEB広告やSEOは、ホームページのファイル構造や作成ページ、ページごとの内容によってその成果は大きく変わってきます。
つまり、これらで最大の成果を上げるためには本来、制作前の段階から考慮しておく必要があります。
「作ってから」ではなく「作る前から」が重要です。
SEOを考慮し、様々な角度で分析をおこない、必要な要素を満たしたホームページを作成する。これもWEBマーケティングの一環です。
なぜWEBマーケティングは必要なのか?
WEBマーケティングは必須ではありません。
無くても成立はします。
しかし成果を最大化させるには、行き当たりばったりではなく計画的に進める必要があります。
例えば、ある夫婦が平屋の小さな家を建てたあと、家族が増えたから2階・3階とその都度増築していくとします。
もし増築を前提としていなければ、強度も足りず使い勝手も悪い家になります。
しかし、将来家族が増えることも見越して、土台となる1階を設計していたとしたら?
家の購入と増築にかけた総額が同じだった場合、どちらの家が安心で快適な暮らしが出来るかは一目瞭然です。
WEBマーケティングとは将来像を見据え、様々な知見を駆使して描く戦略です。
行き当たりばったりで施策を行うか、計画的に施策を行うか。将来的な成果は変わってきます。
また、描く施策がSEO施策だけなのか、様々な手法・データ・ツールを駆使し連動させた施策なのか。
描く戦略の精度によっても、将来得られる成果は大きく変わってきます。
企業におけるWEBマーケティング戦略
WEBマーケティングとは?
WEBマーケティングは、しばしばSEOやWEB広告のみを指して使われることがあります。
それは誤りではないですが、適切ではありません。
マーケティングとは顧客価値を生み出す戦略や仕組みのことで、WEBマーケティングはWEB領域で展開させる戦略や仕組みのことです。
WEBマーケティングとは、マーケティング分析にSEOやWEB広告等の手法、ホームページやSNSなどのツールに取得したデータなどを組み合わせ、設計する戦略だと考えています。
施策ではなく戦略こそがWEBマーケティング
ビジネスでWEBサイトを作る場合、必ず目的があります。
販売促進、キャンペーン周知、広報活動、認知獲得、リクルーティング・・・。
その中でも最も多い目的は売上アップだと思います。
しかし、SEOやWEB広告で行えることは集客です。
もしどちらかで集客が上手に出来たとしても、成約が増えるとは限りません。
たとえば、興味の薄い層が増えてしまうと成約には至らないため、どのキーワードで増えたのかが重要となります。
そして、成約に繋がりやすいキーワードはそこまで多くはありません。
また、そのキーワードは競合各社も力を入れて取りに来ます。
つまりSEOやWEB広告で訪問数が増えても、売上が必ずアップするとは限りません。
目的達成の確率を高めるには、SEOやWEB広告などの単発の施策ではなく、目的達成までのシナリオ=戦略を立てることが重要です。
活用できるコンテンツや手法
ホームページなどのコンテンツやSEOなどの集客手法以外にもいろいろなものがあります。
コンテンツ
ホームページ/オウンドメディア/ペイドメディア/アーンドメディア/ネイティブアプリ/チャット/メール/動画/ウェビナーなど
集客手法
SEO/WEB広告/アフェリエイトなど
ツール
各Analyticsツール/MAツール/CMSツール/SFAツール/CMS/WEB接客ツール/ヒートマップツールなど
その他、〇〇マーケティングで言うとWEBマーケティング・デジタルマーケティングをはじめ、ソーシャルメディアマーケティングにコンテンツマーケティング、検索エンジンマーケティング(SEM)や1to1マーケティングといった言葉もあります。
さらに、〇〇最適化だとSEO(検索エンジン最適化)やEFO(エントリーフォーム※メールフォーム最適化)、LPO(ランディングページ最適化)などがあったり、〇〇テック(フィンテック・HRテック・REテック)などの言葉も出てきています。
まとめ:企業におけるWEB戦略
最新のツールや手法や技術が次々に出てきています。
しかし、エンドユーザーに対して最も重要なことは「コミュニケーションをどのようにとるか」だと感じています。
最新のツールや手法・技術はあくまで手段。
様々なものを駆使し、適切なタイミングで適切な内容の訴求を行う。探し方・買い方が多様化したからこそ、ひとりひとりに異なるコミュニケーションの実現こそが、企業のWEB戦略の根幹だと感じています。
次回はWEB戦略の考え方のサンプルをご紹介させていただきます。
事業会社のWEB戦略
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