Webサイトを作る前にしていること①調査と分析について|UMBERブログ

Webサイトを作る前にしていること(1)
制作着手前の調査・分析について

当社のサービスであるWebサイトの制作やデザイン、Webマーケティングなどの考え方について発信していこうと始めたブログ。日々の業務に追われすっかり更新が滞ってしまいました。

今回は、当社でホームページの制作やリニューアルのお話をいただいた時、デザイン着手前に行っていることを2回に分けて簡単にご紹介したいと思います。

1回目はSEOなどの集客や運用面に影響する調査や分析について。
2回目はデザインを考えるためのアプローチについて。
今回は「どんなサイトを作るのか」の考察となる調査・分析について簡単にまとめさせていただきます。

ご相談いただくお仕事内容

当社のサービスはWebマーケティング&クリエイティブ

当社はWebマーケティングの分析・戦略設計からホームページ制作や開発までワンストップで行えることを強みにしています。

Webマーケティングと制作・開発は、別物ではなく一連の流れの中にあり、それぞれが影響しあっています。

分析せずに作られたWebサイトは単体でしか動いていませんし、質の低いクリエイティブではWebマーケティング施策のパフォーマンスを最大化することはできません。

目標を達成するためには、調査・分析し、戦略を作り、制作で現実に作りだし、運用・実践し、成果を調査分析する。そしてまたそこから戦略を作る…といった一連の流れを繰り返し精度をあげる必要があります。

つまり、思考→実装→実践→思考…を繰り返す事が大切になります。

仮にWebサイト新規制作だけ、リニューアルだけといった依頼の場合であっても、当社ではWebマーケティングに則ったアプローチで制作を行っています。

Web制作半分・マーケティング半分

現時点では、有難いことにお仕事のご相談は途切れることなく頂けています。

ご相談の内容はWebサイト制作(リニューアル含)のご相談と、Webマーケティングのご支援のご相談が、だいたい半分半分くらいです。基本的にはクライアント企業の方と直接のお取引となっています。

なお、Webマーケティングのみのご相談の場合、制作会社・開発会社はすでに決まっていて、調査・分析や戦略設計、サイト構造やデザインなどのコンサルティングのみ、といった形で入らせていただいています。また、新規事業の際には、コンセプトの設計からご一緒させて頂くケースもありますが、それらのお話はまた機会があればブログで書きたいと思っています。

今回はWeb制作時、デザイン着手前に行っていることのお話です。
まずはご相談をいただいた後についてご紹介させていただきます。

Web制作(新規&リニューアル)のご相談をいただいたら…

まずは色々と理解を深める

お問い合わせやご紹介でご相談をいただいたら、まずはご要望をお伺いしています。

その際、現状の課題や目的、サービスや競合について簡単にお伺いしていますが、そのヒアリング内容だけでサイト制作ご提案書は作成いたしません。

まずはお話いただいた内容を持ち帰り、お客様の現状や課題やサービスについて、市場環境や競合や代替品について、顧客になる可能性があるユーザーについて、などを調べます。

業界や市場の知識をつけるため、わからないことを色々と調べ、とにかく理解を深めることに徹します。

理解した上でご提案。もしくは追加のご質問(ヒアリング)

色々と調べたあとでご提案内容をまとめます。

この時、さらに質問事項が出てくれば、改めて色々とお伺いする機会をいただいています。

その場合、初回と違って知識があるため、より具体的な質問をさせていただき、ご提案書を作成するための参考としています。

「どこからやる・どこまでやる」を明確にする

一般的な流れである、予算とご要望をヒアリングしてのご提案ではなく、まずは必要な要素を一旦洗い出します。

その後、購買行動に直結するものから順に優先順位をつけていきます。

必要な要素を洗い出し、広げた構想の中で優先順位(どこからやる)と着手範囲(どこまでやる)を明確にした後、お客様のご予算とご要望を満たす制作提案となるよう提案書を作成しております。

つまり、制作して完成・リリースで完了ではなく、当社のご提案は初期構築範囲のご提案という形になります。

制作着手後はさらに細かく調査分析を行います

当社では、制作費用の中に調査・分析費用を入れさせていただいております。

事前分析を基にさらに調査・分析を行い、ユーザーが検索によって着地してくるLP(ランディングページ)、その中に記載する情報の精査はもちろん、次に訪問してほしいページを用意するなど、ユーザー行動も考察したサイト制作を行っています。

この辺りは、Webサイトを作る前にしていること②デザインを考えるためのアプローチにも関係しているものとなります。

制作達成ではなく目標達成のために

ヒアリングよりも理解を優先する理由

当社はWeb制作や開発などのクリエイティブとWebマーケティング戦略やデジタル活用などの領域の知識や経験は色々とあります。

一方でご相談いただいた時点で過去に取り組みが無い場合、お客様の業界知識はゼロです。

知識がないままに進める場合、必然的に過去の経験則のみでのプランニングとなり、お客様だからこその最適なプランにはなっておりません。

また、ご相談相手のご要望だけで進める場合、逆にWebマーケティングの知識がない場合が多いため、こちらも最適なプランにはなりえません。

だからこそ、一旦理解をするお時間をいただき、少しでも業界知識を獲得した上で提案する。

そうすることで、お客様専用の最適なプランのご提案が可能になると考えています。

どんなサイトを作るかではなく、どんな目的があるのかを考える

ホームページを作る・リニューアルする理由は、売上アップやお問い合わせ獲得、ブランドイメージの向上など何らかの目的があり、目標があるはずです。
その場合、ホームページは目標達成のイチ手段でしかありません。

つまり「いくらでホームページを作れるか」ではなく「どうすれば目標を達成できるのか」が重要なはずです。

しかしご相談をいただくお客様とお話をしていると、何をすればいいのか・何が出来るのか、が分からないために「ホームページを作る」が手段ではなく目的となってしまうケースがよくあります。

そのようなケースでお客様からのヒアリンを基に着手すると、手段が目的となってしまったまま進めることになりかねません。

だからこそまずはこちらが理解を深め、どのように活用し目的達成を目指すのかをしっかり考察した上で、どんなサイトを作るかご提案する必要があると考えています。

サイト制作の着手前に行う調査・分析

何のために調査・分析を行うのか

企業のWebサイトは、多くの場合で見込み客ユーザーに見てもらうために存在します。

つまり、ユーザーを理解しないままにサイト構造や制作ページを考えた場合、それは一方的な情報発信でしかなく、ユーザーが情報を探しにくいサイト構造や、ユーザーが真に欲しい情報がないページが出来上がる可能性が高くなります。

同時にSEOなどの集客にも大きく影響するため、当社では事前に色々と調べています。

具体的にどのようなことを調べるのか、その内容だけ簡単にご紹介させていただきます。

業界や商品・サービスを理解する

商品やサービスの内容や価格、利用シーンや得られる効果やメリットなど、まずはご相談いただいた企業の商品やサービスについて調べます。

同様に競合企業やその業界について、またその商品やサービスの代替品となりえるものなども把握するようにしています。

ユーザーを把握する

次に、その商品やサービスを利用するユーザーについて考察します。

なぜ商品やサービスを使うのか。何を求めているのか。比較検討対象は何なのか。比較検討するときの環境やシーンはどのような状況なのか。などの考察を進めます。なお、現時点では顧客データの共有は基本的に行われていないため、ある程度ざっくりとした調査となってしまいます。

キーワードを調べ、検索ニーズを理解する

最後にユーザーが行う検索キーワードを調べます。

その商品・サービスを探すときに使用すると予測される各キーワードを、「顕在化し購買意欲は高い」「比較検討中でもう少しで購入」「情報収集段階で購買意欲は低い」「購買意欲はあるが他決の可能性が高い」「購買の見込みゼロ」のだいたい5つに分類していきます。

この作業が最も時間がかかり、だいたい2・3日(15~30時間)、長いと一週間これしかしていない時もあります。
なお、これらの作業はすべて目視と手作業で行うため、終わりの見えない地道な作業をひたすらに行う期間でもあります。

調査・分析をすることで、どんなWebサイトが必要なのかがわかる

必要なページが分かる

キーワードを調べ、検索ニーズを理解することで、ユーザーの段階ごとにどのような検索を行うのか、検索によって得たい情報とは何かがわかります。

その検索行動に対するアンサーページを用意する。
競合優位となるポイントや、独自性のあるポイントを訴求するページを用意する。
自社のサービスや商品・製品が選ばれるに値する理由を提示するページを用意する。

上記一例のように、Webサイト内に作らなければならないページが、ある程度は必然的に決まります。

なお、公開後にお客様側でブログ更新を行う場合、ニーズがありそうな記事のタイトルリストの作成もサービスで提供可能です。

必要なサイト構造が決まる

ページが決まり、対象となるキーワードが決まると今度はサイト構造です。

これはSEOに大きく影響すると共に、広告運用時のLPやこの先のコンテンツ追加・サイト改善拡大も考慮する必要があると思っています。

最終的に、制作すべきページリストを、当社がSEOに最も適したサイト構造と考える形にしていきます。

予算に合わせて規模を決める

最後に予算に合わせて今作るのか・後で作るのかを決めていきます。

決め方としては、購買行動に結びつきやすいコンテンツから優先的に「今作る」としつつ、購買行動に直結しないお役立ち情報や、情報収集段階・検討初期のアンサーページを用意するかどうかを予算に合わせて考えていきます。

同時に専用のシステムを構築するのか、外部サービスを利用し開発コストを抑えるのか、また外部SNSやブログなどを利用しコストそのものをゼロにするのか、お客様のご予算や状況によって自社サイト以外の利活用も考えていきます。

まとめ

今回はWebサイトの制作着手前に行うこととして、SEOなどの集客や運用面に影響する調査や分析についてご紹介させていただきました。調べ方は案件によって方法はまちまちですが基本的にひたすら調べて分類して、また調べて…の繰り返しです。

また、どこまで時間をかけてやるかは、お話をいただいた時の状況によってまちまちです。

ただ、制作前段階からしっかりと考えて構築することがとても重要だと感じています。

もちろん、調査・分析した内容が確実に正しく、成果が出るというわけではありません。

逆に成果が出なかったとき、次の手を考える事ができる点こそがメリットだと思っています。

当社ではこれからも、制作着手前に出来るだけしっかりと考えることを大切にしていきたいと思います。



×

©UMBER BLOG

page up