SEOを考慮したページ内文章を作成するときのポイント|umber blog

SEOを考慮した文章作成のポイント
[ホームページの文章とキーワード(2)]

ホームページの文章とキーワード

ホームページで使用する文章はSEOにも影響します。また、ページを見たユーザーが知りたい事を理解できるかどうかや、伝えたい事が伝わるかどうかも文章次第となります。

検索キーワードを意識したホームページの文章作成・ライティングについて簡単にご紹介させていただきます。

文章は検索ニーズを満たすことを心がける

検索は知りたい事があるときに行う

一般的に検索を行う時は、何かを調べたいや何かを知りたいときです。
暇つぶしで検索するケースはあまりありません。

そのため検索時に入力する検索キーワードは、「知りたいこと」「調べたいこと」を探すために考えられたパターンであり、そのパターンごとに得たい情報は異なります。

検索キーワードによって知りたい情報が違う

例えば「ホームページ 作り方」と「ホームページ 制作会社」。

前者の「ホームページ 作り方」は自分で作るための方法を探しており、初心者向けの手順などが紹介されたページが一覧で出てきます。

後者の「ホームページ 制作会社」は委託できる会社を探しているため、制作会社を紹介する記事や制作会社のホームページが出てきます。

検索ニーズ(疑問・質問)の回答を書く

Webページは検索ニーズ(疑問・質問)の答えとなるページを用意しておくことで、ユーザーに役立つページとなり、ひいてはSEOにも良い影響を与えてくれます。

検索ニーズを把握するため、前回ご紹介した「キーワード調査・分析で検索キーワードのニーズを把握」を当社では行っています。

文章作成の4つのステップ

当社で文章作成を行わせていただく場合、以下の手順で進めています。

(1)対象キーワードと回答を決める
(2)そのページでの結論を考える
(3)ページ全体の構成を考える
(4)文章をつくり確認し修正する

なお、1ページ1ページターゲットキーワードが異なるため、各ページごとに進めています。

(1) 対象キーワードと回答を決める

まずはページごとに対象キーワードを設定します。

例えば、下記の表のように全体にホームページ・制作という単語を使用しつつ、流れのページは「ホームページ 制作 流れ」を対象キーワードにする、といった形で各ページに設定していきます。

この時の対象キーワードは、キーワードの調査・分析でお問い合わせの確度が高いパターンの中から選択しています。

(2) そのページでの結論を考える

次にそのページで最終的に何が言いたいのか、その結論を考えます。
その結論は検索をして知りたかったこと・調べたかったことと同じになるようにします。

例えば「ホームページ 制作 流れ」で知りたいことは下記のようなものがあります。
①具体的な工程は何があるのか
②準備しなければいけないものは何か
③完成までどのくらいの期間がかかるのか
④費用はいつから発生するのか
⑤完成した後どうなるのか

流れページで最終的に伝えたいことを要約すると下記となります。

・ 5つのステップで目安は3~6か月。
・ 現時点で準備物は特に無し。
・ 提案は無料、契約後に費用が発生しリリース後の請求は無し。
尚、制作ページ数によって期間や工程は変動するため、まずはお問い合わせ・ご相談ください。

(3) ページ全体の構成を考える

結論が決まったら、ページ全体の構成を考えます。
当社でページ内の文章構成を考える場合のポイントは以下になります。

プレゼンテーションのように流れを考える

全体構成を考えるとき、プレゼンテーションのような構成を意識しています。
プレゼンの構成にはよく知られている定型パターンがありますのでいくつかご紹介させていただきます。

三段構成(序論・本論・結論)
序論導入部分。話の目的や課題など。
本論要点部分。最も伝えたいこと。
結論まとめ。締めや要約など。
●ホームページ制作の費用ページの場合序:ホームページ制作費用はページ数や管理画面などの機能の有無によって異なります。
本:大体の目安として5P〇〇円 10P△△円 管理画面付きだとプラス□□円です。
結:制作規模や内容によって変動するため、まずはご相談ください
プレップ法・PREP法(結論・理由・具体例・結論)
結論まず結論・要約を出す。
理由なぜそうなのかの説明。
具体例具体的な内容や事例を紹介。
結論まとめ。
●ホームページ制作の費用ページの場合結:制作費用は規模や内容によって変動します。
理:制作数や機能数が多いと制作時間かかるため、その分費用は高くなります。
具:大体の目安として5P〇〇円 10P△△円 管理画面付きだとプラス□□円です。
結:制作規模や内容によって変動するため、まずはご相談ください
デスク法・DESC法(描写・説明・提案・選択)
描写客観的な事実の描写。
説明なぜそうなのかの説明。
提案具体的な内容や事例を提示。
選択得られる結果や代替案の提示。
●ホームページ制作の費用ページの場合描:制作費用はページ数や機能によってことなります。
説:想定ページ数が分かれば大体の費用の目安はわかります。
提:目安として5P〇〇円 10P△△円 管理画面付きだとプラス□□円になります。
選:具体的な予算はお問い合わせください。予算上限がある場合もお申し付けください。

(4) 文章をつくり確認し修正する

文章作成も検索ニーズを意識する

同じ検索ニーズを持つ対象キーワードに関連する言葉も意識し、意図して使うことでよりよくなります。

例えば「ホームページ 制作費用」と似たキーワードに「ホームページ 安い」「ホームページ 低価格」などがあります。もし競合他社より安く設定しているのであれば、セールスポイントになります。

説得・納得させてプラスに変える

もし、検索ニーズと逆だった場合、たとえば相場より高単価に設定されているなどの場合は、その理由をしっかりと発信し伝える事が大切になります。

「品質にこだわっているから」「オリジナルの管理システムを開発するから」など値段の高さに納得のいく理由があれば、それを求めている方に対してのセールスポイントになります。

言い回しを工夫する・誤字脱字は修正

同じ言葉ではなく、言い回しを変えることでページ内の総単語数が増え、SEOに良い影響をあたえます。

例えば「安い」も「低価格」「格安」「割安」「費用をおさえる」などの表現があります。尚、言い回しを変える場合は「読みにくくならない」「意味が分かるようにする」の2点には注意が必要です。

最後に誤字脱字のチェックや表現が分かりにくくないか、チェックします。

SEOを意識した文章作成

これまでにご説明した内容がSEOを意識した文章作成になっています。
①検索ニーズを把握しそれを満たすことを心がける
②ページごとに対象キーワードを決める
③対象キーワードの回答となる結論を決める
④導入から結論までプレゼンのような構成にする
⑤類似キーワードを意識し、言い回しを工夫した分かりやすい文章を書く

SEOとは

SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の頭文字をとった略称です。特定のキーワードで検索されたとき、上位表示されるために最適化する取組の事をさします。

尚、SEOは文章がすべてではありません。
ホームページ全体のサイト構造や他サイトからの被リンク、ページの表示速度やスマホ対応の可否など様々なチェック項目がありますので、SEOのご相談もお気軽にお問い合わせください。

まとめ

文章を作成するときのポイントや流れは上記の通りです。
しかし、文章を作成するとき、業種によっては業法を意識しなければなりません。

例えばキャンペーンを行う場合は景品表示法。エステや薬関連であれば薬事法。工務店や建設は建築業法。不動産賃貸や売買は宅建業法など、業種・業界に合わせて正しい表現とすること前提に、伝わる分かりやすい表現をおこなう必要があります。

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