事業会社のWeb戦略(1)企業が取り組むWebマーケティングについて

現在、企業がホームページを持つことは当たり前となっています。

そして各企業は自社ホームページを活用し、お問い合わせの獲得やECサイト等での商品の販売、サービスやブランドの認知獲得や企業の情報発信、新卒や中途の採用活動に至るまで、さまざまな取り組みを行っています。

各社がホームページもち、さまざまな取り組みを実践しているため、ただホームページを作っただけでは成果を得る事が難しくなってきております。そのため、ホームページを公開したあとの取り組みであるWebマーケティングが重要となってきます。

しかし、「Webマーケティング」という言葉は知っているが、具体的に何をするのかわからない。 Webマーケティングは必要なのか?実践するとどうなるのか? といったお声をよくいただいてきました。

そこで、今回は事業会社におけるWebマーケティング戦略におよびその取り組み方についてご紹介させていただきます。

そもそもWebマーケティングは必要?

ホームページを作るときにWebマーケティングは必要なのか?

ホームページを制作するだけであれば、Webマーケティングの知識が無くても支障はありません。 制作するだけであれば、制作会社に依頼すればOKです。

しかし、継続して成果を得るためには公開されてからの運用次第となります。

ホームページは作ってからではなく、作る前からが重要。

Webマーケティングにはさまざまな取り組みがありますが、訪問数を増やすための集客施策として有名にSEOやWeb広告があります。

このSEOやWeb広告は、じつはホームページのサイト構造やページの内容によって成果が大きく違ってきます。

もちろん、SEOやWeb広告は公開してからも分析し、改善していく必要がありますが、サイト構造が適していなければ頭打ちになってしまうケースが多々あります。

つまりWeb広告やSEOは「作ってから」だけではなく「作る前」も重要です。

ホームページ制作の企画段階で市場調査やキーワード調査をおこない、ターゲットユーザーと検索キーワードを把握した上で、最適なサイト構造設計やページ設計をおこなう必要があります。

分析し計画をたて中長期で取り組む

Webマーケティングの取り組みは行き当たりばったりではなく、計画的に進める必要があります。確度の高い計画をたてるためには、何より市場のことを深く知っておく必要があります。

そのためにまず、マーケティングにおける市場調査・分析をおこない、自社のことだけでなく、ユーザーのこと、競合他社のことをしっかりと調べておくことが重要です。また、同時にWebサイトやSNS、メールやWeb広告などについて、それぞれの特性を理解しておくことも大切です。

市場を理解し特性を理解した上で取り組みを考えていくのですが、その際「SEOの取り組み」「Web広告の取り組み」「SNSの取り組み」と、それぞれが単体施策とならずに、戦略的に連動させることが出来るかどうかで得られる成果は変わってきます。

短期的な取り組みを実践しつつ、中長期的な視点で計画しておくことが重要だと考えています。

Webマーケティングとは?

Webマーケティングは、しばしばSEOやWeb広告のみを指して使われることがあります。それは誤りではないですが、それが全てではありません。

マーケティングとは顧客価値を生み出す戦略や仕組みのことを指し、WebマーケティングとはWeb領域で展開させる戦略や仕組みのことをいいます。

Webマーケティングとは、ユーザーの購買行動にあわせて、適切なWebチャネルをもちいてアプローチすることだと考えています。

企業におけるWebマーケティングの取り組みの流れ

1.目標(KPI/KGI)を立てる

最終的な目標を(KGI)をたてることが重要です。また、その目標を達成するためのチェックポイント(KPI)をいくつか設定しておくことで、目標までの現在地が明確になります。

例えば、月のお問い合わせ10件を20件にすることが最終目標とします。現在の訪問数が100お問い合わせまでの確率が10%だった場合、①訪問数を200にする②お問い合わせ率を20%にする。のどちらかで達成できますし③訪問数143でお問合せ率14%でも達成できます。

この場合、訪問数とお問合せ率あげる取り組みが最終目標達成のポイントであり、計測しておくべき指標といえます。

このように具体的な目標をたてることは施策の方向性を定めるうえでとても重要になります。

2.分析をして市場を知る

ユーザーの抱えている課題や求めている情報を知ることで、訴求すべき内容が明確になります。競合企業を知ることで差別化をおこなうことが出来ます。検索キーワードを分析すると顧客ニーズを知ることが出来ます。

市場を知ることで、取り組む範囲や取組む対象が明確になり、訴求ポイントも絞ることが出来ます。つまり、市場を知ることで計画の確度を上げることが出来ます。

またホームページの公開後、専用のアクセスツールを利用することでホームページへのアクセス数や滞在時間など、サイトパフォーマンスを知ることができます。

Webマーケティングは実際の数字を比較的リアルタイムで知ることが出来るため、それらを把握しておくことでスピードをもった改善施策の立案が可能になります。

3.ターゲットとなる顧客を明確にする

商品やサービスを求めている顧客像を明確にすることで、情報発信方法や訴求内容などのプロモーションやブランディングの方針、ホームページのサイト構造やページ内容など必要な制作物も明確にすることができます。

年齢や性別、家族構成や趣味嗜好、居住エリアや抱えている課題など具体的な顧客の人物像を設定するペルソナなどを作る場合があります。

4.顧客の行動を想定する

パソコンで検索する。スマートフォンで検索する。SNSをチェックする。など、対象顧客がとる行動や実行する場所、使用する機器や時間、調べ方などの特性を把握したうえで取り組みの計画をたてることが大切です。

顧客行動を把握することで、適切なタイミングで適切なアプローチをおこなうための計画を立てることが出来ます。

5.プランを立てて実行する

Webマーケティンのプランは顧客行動にあわせて考えることが出来ます。
認知獲得や興味喚起のためにSNSで発信する。情報収集段階の層にむけてサイト内でお役立ち情報を発信する。検索ユーザーに対し、SEOやWeb広告で集客しホームページで価値や魅力を訴求する。アクセス方法を探しているユーザーに対し、Googleビジネスプロフィールに登録しGoogleマップに表示されるようにしておく。

このように、顧客行動にあわせてプランを計画し、実行していきます。

6.効果検証をする

実行した取り組みの効果測定をおこなうためには、予めどの指標をチェックするのかを決めておき、そのデータを収集する必要があります。

取り組みを実践した結果どのようになったのか、しっかりと効果検証をおこなうことが重要です。さらに、事前にたてた目標と乖離があるかどうかや、乖離がある場合はその原因は何なのかなどを調べ把握しておくことでノウハウが蓄積されていきます。

効果検証の結果を踏まえて次の取り組みに取り掛かると、より確度の高いプランを作ることができます。

まとめ:企業が取り組むWebマーケティングについて

Webマーケティングの取り組みは範囲が広く専門知識が必要なものもたくさんあります。

しかし、事業会社がWebマーケティングを実践する上で重要なことは、市場である顧客と競合を理解することだと考えています。

ターゲットである顧客はさまざまな形で情報を収集し比較検討しています。その情報収集の方法や得たい情報を理解することで、顧客に響くメッセージを作ることが出来ます。競合他社の取り組みや状況を理解することで、比較されたときに選ばれやすくなります。

探し方・買い方が多様化したからこそ、その都度最適化されたアプローチが出来るかどうかが、企業のWeb戦略の根幹だと感じています。

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